アメリカに認可の美容学校を設立した徳永優子さん(KC Beauty Academy アートデレクター)と対談してきました【ハリウッド撮影業界で大活躍】
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どうも。「オウンドメディア集客部」の運営者、 dai (@po_p_o_m)です。
個人事業主様・法人様にブログ・ウェビナー・LINEなどを使ってWEB集客支援を行っています。
今回は、ハリウッド撮影業界でヘアメイクアーティストとして大活躍の徳永優子さんに「アメリカで美容学校(KC Beauty Academy)を設立した話」について対談させて頂いた内容を記事にまとめてみました。
「ヘアメイクアーティストというジャンルで独立したモデルケースを知ってみたい。」「アメリカで美容学校(KC Beauty Academy)を設立した秘訣を知りたい。」「アメリカで活躍するために必要なマインドを知りたい。」という方向けになります。
徳永優子さんとの対談からタフでしなやかな生きざまを感じました。よかったら対談記事をご覧ください。
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コラボ対談者(登場人物)
個人事業主様・法人様にブログ・ウェビナー・LINEを使ってWEB集客の支援をしているウェビナー講師。食べることが生き甲斐で、リーマン時代、加工食品を作ってました。ホームページはこちら。
dai
KC ビーティーアカデミーアートデレクター 徳永優子(YUKO T .KOACH)。
米国で美容学校を創立させ、自らの経験から「ハリウッド撮影業界は一瞬一瞬が戦い!」と語る。37歳で海を渡り、腕一本で世界が認めさせ、アメリカンドリームを実現させました。ホームページこちら。Facebookはこちら。
徳永優子
ハリウッド撮影業界でヘアメイクアーティストとして大活躍の徳永優子さんとの対談内容
ハリウッド撮影業界でヘアメイクアーティストとして大活躍の徳永優子さんと対談した内容で記事にまとめてみました。
ハリウッドでヘアメイクアーティストとして活躍!
徳永さん、自己紹介よろしくお願いします。
dai
アメリカでロス在住でヘアメイクアーティストをしています、徳永優子です。日米合わせて、約40年以上にわたり美容業界に携わり、大きく分けて3つの業務を進めています。
主に、ハリウッドユニオンメンバーとして、撮影業界のヘアメイクデザイン、その傍ら美容学校運営、3つ目は美容サロン経営ですね。また、日本では講演活動をはじめ、TVSHOPチャンネルにゲスト出演し、オリジナル美容商品の販売をしています。
徳永優子
今回はよろしくお願いします。
dai
KC Beauty Academy 設立への熱い思い
アメリカの美容学校についてお伺いしていきます。
KC Beauty Academyを設立したきっかけや思いはあったりするんですか?
dai
屋号であるKCの頭文字は「キモノ・クリエイションズ」という意味があるんです。着付け師として、培った技術や繊細さと、欧米のワイルドなクリエイティブさを融合したような美容学校ができれば、と思ったのがきっかけですね。
徳永優子
素敵ですね。
そもそも、渡米されたきっかけはなんだったんでしょうか?
dai
それまで日本でも着物スタイリストとして活動していましたが、30代後半から子供達の教育のために渡米を決断しました。渡米後は、すべてを振り出しに戻し、母子家庭でも生きていく手段には美容の道しかない事に気づかされました。0歳になったつもりで日本での経験を捨て去り、アメリカの美容学校に入学を決意しました。そこでの体験は驚く事ばかりの連続でしたが、今日の基盤になったともいえます。
徳永優子
そうなんですね。
dai
まずは、豊富なアイデアと個性的な生徒達の年齢層も幅広く、やりたいと思った時に人生のギヤーを変える瞬発力ですね。また移民人は、アメリカで生きて暮らしたい目標のために世界中から渡米し、美容に携わりたい熱意から湧きでてくる自信には驚かされましたね。
徳永優子
具体的にどんな感じなんでしょうか。
dai
彼らの考え方としては、先生と生徒は友達同等レベル的な考え方から、人に迷惑をかけなければ授業中は寝ててもいいわけですよ!
徳永優子
意外でしたww
dai
でも静かにしているんだからOK。人に危害を加えてなければいいわけです。全てにおいてカルチャーショックとトキメキがありましたね。その分、日本と違って失敗してから努力するんですよね。
徳永優子
ふむふむ。
dai
日本だと失敗しないように怒られないように、勉強してから、先生に褒められて、できるようになって……。順序が逆なんですよね。だから勇気が先にくるのでいいところもあります。
徳永優子
そうですよね。
dai
アメリカの子は最初からできると思ってやる。そこで出来ない感触を感じてから、努力したい人はする、したくない人はしないというのを各々が見極めの判断力が早いです。
徳永優子
おお、そうなんですね。
dai
そこで自分が日本から単身シングルマザーで渡米したことから、ビザ取得や美容ライセンス免許取得・英語や異文化などの壁が沢山ありました。そのすべての経験をビジネス化することで一人でも多くの方に先駆者として道しるべのお手伝いできないものかと。
アメリカで美容学校を設立することが、私の夢だと決心したわけです。
徳永優子
すごいガッツですね。
dai
ハリウッドの撮影業界に着付け師としてスカウトされ、ハリウッドエンタメ業界にも興味もあったので、美容学校創立と撮影業界での仕事の二足のわらじを履いて歩み始めました。運よくハリウッドの方が花開き始めましたが、その間も学校設立という信念は持ち続けていました。
徳永優子
米国で認可される学校づくりの過酷さ
そういう意味では、ハリウッドの方は才能というか感性の部分がよければ、ある程度のところまではいけるんですよ。人間性のバランスが良ければ。
徳永優子
ふむふむ。
dai
ただ学校というのは法律をすべての規制をクリアにしていかなければいけない。英語の壁から学校運営に対する情報収集には模索しました。ハリウッド業界からのギャラはすべてが設備投資や人材確保に補う自転車操業でした。
徳永優子
政府の認可を取得することがいかに難しいかというところですね……。
dai
敷地面積や建物のゾーン粋などのリサーチから実際に指導した弟子たちの就職活躍を証明する実績を書面で提出したり、結局学校というのは自分一人ではできないんですよね。
徳永優子
確かに。そうですね。
dai
そのような新たな挑戦が始まって、10年がかりですべての認可をパスしました。感慨深いものがありましたね。一気に夢として追いかけるものを失うと、夢の持続性の大切さにも芽生えました。
徳永優子
そうですよね。
dai
美容学校として米国で20年間生き延びてきた秘訣
政府の認可がようやく降りて、いざオープンされて、今まで20年間ほど生き延びてこられた理由は何が決め手とお考えですか?
dai
そうですね……。最初は無我夢中で一生懸命教えるから、「一人でも多くの生徒さんにこの体験を味わってもらいたい」という私の思いが最初の生徒さんたちに伝わったんでしょうね。自然現象で私の思いを受け継いでくれた方々と初年度にご縁があったわけです。
徳永優子
なるほど。
dai
その方々が「日本人が経営するユニークな学校があるよ」ということを言ってくれまして^^もっと言われたくなるんですよね。
もっと多くの人に言っていただけたらどんなに幸せなんだろう、という方向性にスイッチが入ったわけです。
徳永優子
わかります。
dai
御縁があってKCビューティーアカデミーに入学された方には、その時にあるものを最大限、サポートできるように心掛けていますね。経験とか、就職先だとか……。愛っていうと大袈裟ですがww
徳永優子
めっちゃ素敵ですね。
dai
最初はがむしゃらで教え方も分からないままで始まった学校ですから、いい状態ではなかったと思うんですが、その時々で出来ることは精一杯積み重ねてきました。ざっくりいうと口コミで生き延びてきたかなと思っているんですよ。
徳永優子
ずっと学生さんに寄り添ってきた結果、レビューや社会的な信用が積み重なって人が集まってきたということなんですね。
dai
そうですね。続けてきたことから、信頼が少しづつ積み重なり、安心して信用して頂ける美容学校に成長してきたかなと思っています。
最初の頃って表面的に見える組織力や地位よりも個々の立場に成り変わりその先を見据えた一歩先のお手伝いをしながら献身的なサポートを最優先にすると、より分ち合い口コミからの広がりに繋がりが可能でした。ところが、近年InstagramやFacebookなどのSNSの影響が大きく、当校は見た目の宣伝力や見栄え広告からは遠ざかってしまいました。新たなるITの波についていけなくなりました。
徳永優子
そういった部分を僕にご相談してくださってますもんね。
dai
近年は、当校が軌道に乗り、多くの生徒さんたちを無事に卒業させて、個々の希望進路により、合法的なビザ取得サポートから海外就職まで夢を開花させてきました。しかしながら業務と並行に動画や写真記録などを同時に発信しない限り多くの方には共鳴して頂けないのが本音です。
徳永優子
なるほど。
dai
今ではWebサイトからのアクセスが一番多く、口コミ時代の一時期は37人も日本人が美容留学された時期もありました。これからは様々なSNS活用も取り入れ、新鮮な情報を常に世界発信できればと願っております。
徳永優子
やはりKC Beauty Academyなら免許も就職も就労ビザもとれると。そういった信頼があるということですよね。生徒さんも不安の中でアメリカに来ると思いますが、すごく手厚いフォローだと感じます。
dai
そうですね。この過去10年間では、生徒さんの卒業後の次なるステップの確保と安全で学んでいただき、ご家族様への信頼や安心性を高める工夫を徹底してきましたね。美容技術だけでなく、アメリカという国での生き方と学び方の心構えを通して、グローバルな人間力を培い羽ばたいて卒業していく生徒さんに喜びを感じますね。
徳永優子
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やっと形になったのにコロナ禍の到来……
KC Beauty Academyの構築ができてきたところで、コロナにぶち当たってしまったんです。すべてが無くなったような感覚でした。
徳永優子
それほどの衝撃だったんですね(汗)
dai
コロナ渦のために生徒さんたちへの学習がオンラインに切り替わってしまい、手に職をつける仕事には不可能な対策でした。どれだけテクノロジーが加速してもロボットでは髪の毛を切ることもできなく、まだまだ大切で必要とされる職業だという認識ができました。美容師という生涯携われる素晴らしい仕事だからこそ、ポジティブな精神力でコロナも乗り越えつつあります^^
徳永優子
アメリカの方はウイルスの終息や政府の動きも日本と比べて早そうですよね。
dai
決断力が早いし、すぐ法律にも乗って規則も変えていくので、アメリカはすごくスピーディーですね。
徳永優子
海外で活躍するために日本の学生に期待すること
今後、日本の学生さんに期待することはありますか?
dai
そこが一番難しいところなのですが、今の時代って無理な努力をしなくてもリーズナブルに人生を楽しめるあゆみもあると思うんですよ。
徳永優子
自分で色々な選択ができますものね。
dai
自分がどこまで辛いことも楽しめて、異文化を受け入れられるキャパシティがどれいくらいなのかを認識したうえで渡米すれば、ひどい目に合ったと誤解を抱かないと思うんですね。やっぱり貧困の差だとか色んな意味で。日本に比べると、世界のどこ行っても生きていく事が大変なので。
徳永優子
うーん、なるほど。
dai
そういう意味で、守られた国から海外に行くというのはよほどのスタミナと精神力がないとネガティブに終わっちゃうかな、と。決していい経験だけでは終わらない辛さが待っているので。
徳永優子
それを味わいたいくらいのバイタリティがある人でないとうまくいかないとお考えなわけですね。
dai
日本にいる間に何か見つけてほしいですね。世界の人にしてあげれること。お料理でも楽しくなる歌や楽器を演奏できたり、ギバーな気持ちで世界に挑戦すれば、すべてが上手くいきます。
徳永優子
先ほどアメリカでは失敗から学んで努力する、というお話がありました。日本の学生が外国に出たときに、挫折を味わいながらそれを糧に努力していく気持ちが必要だということですね。
dai
そうです。向こうでは「自分が学べていない・学ぶ気がなかったから今がある」という考えなんですよね。「人に教えてもらってない・聞いてない」ではなくて。「何か困難が来た時には、自分が会得できていなかったから今こうなんだ」という考えなんですよね。
徳永優子
なるほど。
dai
日本のように、ステップを一段一段昇らせてもらっているような文化や習慣とは異なり、等身大の実力主義だと思います。双方に良い点があるので、環境に応じての対応性の配分をコント―ロールすると、人生は2倍に謳歌する気分ですね。
徳永優子
その瞬間瞬間を遅くないと感じながら、努力する学生の場合はどうですか?
dai
うーん。無論、日本人的な思想ではいいと思います。努力という言葉自体がアメリカには合わないんですよね。彼らは気づいたことに喜びを抱き、失敗による気づきをポジティブに、エキサイティングに捉えるんですよ!それぐらい、少し、厚かましいぐらいの自信過剰性や勇気の必要のない天然な物おじしない、敏速な行動力をこれからの次世代には期待しますね。
徳永優子
自分が海外に適応できるのかどうか、まずは自分で見極めることが大切なんですね。
dai
日本ってやっぱりすごく調和のとれた安堵な国ですよね。そのような国で育った認識の上で真逆からの環境における学びをどう生かすのかを見定めれば万事うまくいきますね!
徳永優子
確かに。その上、すごく生活水準が高くて、まとまった国ですよね。
dai
アメリカのコミュニティにいると、すごく刺激を受けますね。「どうしてこんな考えになるんだろう?」「何を考えているんだろう?」という。日本だとだいたい予測できますよね?この方はこういう気持ちだろうなって。
徳永優子
そうですね。だいたい予想がつきますよね。
dai
返し方もある程度は一緒だし。生きている方向性もまとまっている。でもアメリカの場合は、話が突拍子もない方向に急に飛んだりする。まるでフィクションのような話を実話だと主張したりするんですよね。
徳永優子
話の規模や経験値が日本では計り知れないほどバラエティーに飛びますね。
dai
でも楽しく夢があるように話をして、そこからまた学んだり、感触をみたりするんですよ。だからある意味コミュニケーション能力は総じて高いなと感じますよ。
徳永優子
いろんな人種の方がいらっしゃる中で培われたコミュニケーション能力があるんでしょうね。
dai
日本のように人種のまとまった国から来ると、怖気付いちゃう方が多いように感じます。パワフルな相手が目の前に来た時に精神的なボリュームで負けちゃうようなイメージです。
徳永優子
郷に入れば郷に従えですね。アメリカの文化に適応できるかどうかがやはり鍵ですね。
dai
自国の信念や文化を守ることは大切ですが、上手に波に乗っていけるといいですよね。日本人はその乗り方がちょっと弱いのかなと思います。
徳永優子
例えば海外でお寿司屋さんをやるとして、醤油の量などにうるさすぎるとうまくいかないぞ、という感じですね。
dai
そうそう。だから若い子たちには、そういうところを意識してうまく世界を楽しんでほしいですね。日本への感謝も生まれ、他国での経験を生かすことができたらもっと本当の意味でグローバルになれるんじゃないかな。
徳永優子
徳永さんの場合は、プロのアーティストとしての立場と、KCの生徒さんも背負う立場の両方がありますよね。その両方を大切にしながら活動されているんだなぁと感じています。
dai
それは本当に心がけていますね。アメリカだけでやっていければいいわけではなくて、日本人としての誇りや協調性も大切にしている部分はあります。
徳永優子
本日はたくさん貴重なお話をお伺いできて、ありがとうございました!
dai
こちらこそ、ありがとうございました!
徳永優子
最後に
今回は、ハリウッド撮影業界でヘアメイクアーティストとして大活躍の徳永優子さんに「アメリカで美容学校(KC Beauty Academy)を設立した話」について対談させて頂いた内容を記事にまとめてみました。
徳永優子さんの、生徒が安心できる美容学校づくりへの熱い思いを強く感じました。素敵な思いで僕自身もすごく刺激になりました。
徳永優子さんとの対談からタフでしなやかな生きざまを感じました。
対談して頂きありがとうございました。
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