【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)【コラボオンラインセミナー総括】
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どうも。「オウンドメディア集客部」の運営者、 dai (YouTubeはこちら)です。
個人事業主様・法人様にブログ・ウェビナー・LINEなどを使ってWEB集客や業務改善の支援を行っています。
先日、コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』を開催させて頂きました。
今回は、そのコラボオンラインセミナーの様子を対談形式で記事にまとめてみました。
鈴木社長は、 経済産業省において、中小企業、通商、貿易、経済協力、製造産業など長年政策行政に携わり、2014年に株式会社マルション・アンサンブルを設立されました。「補助金を知りたい。」「事業を加速させたい。」「補助金を知ってクライアントに提案したい。」という方向けになります。
鈴木さんの豊富な知識量もあり、一緒にセミナーをさせて頂きすごく勉強になりました^^よかったらご覧ください。
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コラボ対談者(登場人物)
個人事業主様・法人様にブログ・ウェビナー・LINEを使ってWEB集客の支援をしているウェビナー講師。食べることが生き甲斐で、リーマン時代、加工食品を作ってました。ホームページはこちら。
dai
長年、経済産業省に奉職し、その経験を基に、企業における活力ある職場、働く人の持ちうる力を発揮するための処方箋作りで貢献することを使命に起業。HPはこちら。
鈴木さん
コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』の概要
鈴木さん(株式会社マルション・アンサンブル)と開催させて頂きました、コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』の詳細は下記の通りになります。
- ウェビナータイトル:『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』
- 開催日:2022年6月16日(木)20:00〜21:00
- 開催方法:Zoom
- 申込者:20名
コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』のセミナー内容
開催したコラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』を対談形式でまとめてみました。
自己紹介
まずは僕の自己紹介です。自社メディアを4つ運営しながら、Web集客の支援を行っております。ウェビナー業・コンサルティング業・制作受託業の3つの事業をしています。今は美容・医療・食品業界が多いですかね。よろしくお願いします。
dai
鈴木恵枝と申します。もともとは経済産業省に勤めており、2014年に株式会社マルション・アンサンブルという会社を設立いたしました。経営コンサルタント、キャリアコンサルタント、行政書士、また人材育成などに関する研修講師をしております。
鈴木さん
非常に幅広い業務内容をやられてますよね^^
dai
皆様に求められたことは精一杯、誠心誠意やらせていただければと思っております^^社名のマルション・アンサンブルには「共に歩む」という意味があります。クライアントさんと「共に歩み」「共に成長し」そして「共に創造する」ということをモットーとしております。
鈴木さん
本日はよろしくお願いいたします!
dai
初めての補助金・助成金活用ということで、皆様ご経験がないと思います。そして個人事業主様でも十分使えるんですよ!ということをお話ししていきたいと思います。
鈴木さん
補助金・助成金・給付金、それぞれの違い
質問:補助金・助成金・給付金、それぞれの違いは何ですか?
名前はそれぞれ違いますが、みんな同じようなものだと感じる方が多いかと思います。「国からお金が出るんだな」というくらいの認識だと思うんですが、実はそれぞれとてもいい役割があるんです。
鈴木さん
まず補助金というのはどういうものなんでしょうか?
dai
これは主に経済産業省がやっております。企業や個人事業主の経営を助けてさらに拡大させるためのものです。これは明確な目的のために予算が決められておりまして、申請において内容の審査があり、採択されて初めて支給されるというものです。
鈴木さん
明確な目的というのは具体的にどういうものなんでしょうか?
dai
政府の方針が目的となっております。例として、自社でDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入する場合を挙げます。まずはDXをどのように取り入れていくかの計画を立てます。それが審査でOKになれば、その予算が国から支給されるという流れになります。
鈴木さん
では助成金はどういうものなんでしょうか?
dai
助成金は厚生労働省が行っております。雇用保険から支払われるものがものすごく多いのが特徴です。特に企業を対象としていて、雇用主への支払いが非常に多くなっております。
鈴木さん
なるほど、雇用保険に入っている企業にとっての強い味方ですね。
dai
これは一定の要件(条件)さえ満たせば基本的に支給されます。条件を満たす環境に変更すればいくら支援します、というようなイメージでしょうか。労働者に対する各種給付金制度や研修事業導入の助成金なども出ますのでぜひ活用していただければいいんじゃないでしょうか。
鈴木さん
ふむふむ。では給付金についても教えていただけますか?
dai
給付金は、国や地方自治体が事業主や個人に支給するものです。これは病気や被災、社会的な問題で影響を受けた場合など定められた状態であれば申請すれば支給されます。影響を受けたという事実が認められ、その事実により売り上げが下がってしまった、という場合に支給されるのが給付金だと考えていただければいいかなと思います。
鈴木さん
今回のコロナ禍では持続化給付金や事業復活支援金などがありましたね。
dai
給付金申請の注意点としては、雇用保険関係のものはいつでも申請ができますが、中には時限的なものもあるので注意が必要です。
鈴木さん
補助金のシステム
質問:補助金のシステムについて教えてください。
補助金のシステムでございますけれども非常に大変です。流れとしては、まず申請をします。その後に審査があり、交付決定があります。
鈴木さん
交付が決定されたらその時点でOKなんでしょうか?
dai
いえ、そうではないんですね(汗) その後は申請した内容に沿って事業実施をしていきます。事業が完了したら完了報告書というものを出し、また審査を受けます。ここではほぼ落ちるということはないんですけれども、最初の申請目的にあったものに仕上がっているかどうか、金額においても範囲内に収まっているかどうかを確認します。
鈴木さん
なるほど。
dai
そこで初めて補助金が支給されます、そしてその後も1〜5年ごとの事業報告を出さなければいけません。その辺も考えると嫌だなぁと思うかもしれませんがww
鈴木さん
いくつものプロセスが必要なんですね…。事業にかかった費用の全額が補助金として支給されるのでしょうか?
dai
全額支給ではなく、補助金には補助率というものがあります。1/3や2/3などそれぞれ定められています。
鈴木さん
年に何回くらい募集しているんでしょうか?
dai
ものによりますが、年に1回〜数回ですね。また予算額が決まっているので申請しても受給できないという可能性もあります。大体採択率は30%程度です。
鈴木さん
30%ですか!
dai
これは上限に到達したら残りはダメよ、ということではなく、審査において事業内容が適切だと認められる率が30%程度ということです。合格率だと思っていただければいいかと思います。
鈴木さん
分かりました。これは支給されるまでにどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
dai
支給は1年後など、時間がかかる場合が多いです。事業実施が先なので、そこでのお金は自分で準備しなければいけないということです。ただし、低金利でローンが借りられるというような制度もありますので活用するのもいいかなと思います。
鈴木さん
中小企業等事業再構築促進補助金と小規模事業者持続化補助金について
質問:具体的にどういった補助金があるのでしょうか?
まず中小企業等事業再構築促進補助金についてご説明していきます。今やっている事業をリソースとして何か新しい事業を行う時に出る補助金でございます。これはコロナウイルスの影響で始まったものですね。補助額は従業員数に応じて異なっております。
鈴木さん
活用事例を教えていただけますか?
dai
はい。飲食店であれば、飲食スペースを縮小してそのスペースに新たにテイクアウトを始める場合などに活用できます。アパレル製品であれば、新たにECサイトでの販売やサブスクリプション形式のサービスを展開する場合などに活用できます。ぜひ皆さんにもこれを使っていただきたいなと思っております^^
鈴木さん
ありがとうございます。
dai
次は小規模事業者持続化補助金についてです。これは経済産業省の補助金ではありますが、提出先は商工会あるいは商工会議所となっています。これは地域ごとに異なるのでチェックしてみてくださいね。
鈴木さん
どういう内容のものなんでしょうか?
dai
これは小規模事業者が自社の経営を見直して、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う、販路開拓や生産性の向上の取り組みへの支援です。こちらは法人・個人事業主に加えて、特定非営利活動法人までも活用できるものとなっています。
鈴木さん
どういった用途があるのでしょうか?
dai
この補助金ではほとんど何でもできます。もっといろんな人に自分の事業を知ってほしいからホームページを作りたい、などの目的でも計画をきちんと作ったうえで申請すれば大体通るんじゃないかなと思います。
鈴木さん
こちらも補助率が気になりますね。
dai
こちらは2/3の補助率ですね。通常枠と特別枠に分かれておりまして、通常枠では上限が50万円となっています。特別枠では、賃金引上げ枠や後継者支援枠の場合は上限200万円まで、インボイス導入が目的の場合は上限100万円まで出ますよとなっています。
鈴木さん
自分が該当する枠をチェックする必要がありますね^^
dai
色々と補助金はありますけども、このあたりが大きくて活用率も高いところかなと思っています。あとはエネルギー合理化補助金やEV車に使える補助金などもありますので、ぜひご活用いただければと思います。
鈴木さん
補助金のリサーチの仕方
質問:どうやって補助金についてリサーチしたらいいですか?
まずは経済産業省や国土交通省のホームページなどを見ていただくのがいいかと思います。厚生労働省のホームページでは、助成金や奨励金などについての情報が載っていますよ。
鈴木さん
なるほどです。
dai
また、補助金や助成金についてまとめているブログなどがございますので、そういったものを参考にするのもいいですね。
鈴木さん
自分の地域でどういうものがあるかがまとまっているサイトだと、すごく参考になりますね^^
dai
県や市町村の補助金だと、その地域の政策に合ったものを作っているので参考になるかと思います^^
鈴木さん
補助金のメリット・デメリット
質問:補助金申請のメリット・デメリットについて教えてください。
それぞれ3つずつあります。まずメリットの1つ目ですが、自己資金が1/3程度で実施できるということです。補助率によって若干違いは出てきますが。
鈴木さん
150万円かかる事業が50万円で出来れば非常にいいですよね^^
dai
2つ目のメリットですが、自社の計画が明確化できるということです。申請を作る段階で自分の会社や事業を見直すことができるんですよね。今の状況がどういう状況かを深掘りし、明確に数値化できるということもメリットだと思います。数年にわたる計画を立て、今後の方針を明確にすることができます。
鈴木さん
補助金を採択されるためにも、具体的な計画が必要ですよね。
dai
3つ目は、金融機関から融資を受ける際に有利になるということです。こういう補助金を受けました、と言うと結構金融機関から次の融資を受けるときに有利になるということがあるんですね。
鈴木さん
なるほど、ありがとうございます。次にデメリットについて教えてください。
dai
1つ目に、最初の設備投資は全額自腹で購入する必要があります。ただ、低金利融資制度の活用もございますので、場合によってはこちらをご紹介することも可能です。
鈴木さん
申請してから支給されるまでに、先に事業実施しないといけないですからね。
dai
2つ目は、補助金受給後は書類の保存や調査協力の義務付けがあるということです。その補助金で買った物のみならず、整備したもの全てにおいて最低5年の書類の保存が必要です。そしてたまに調査協力の義務付けがあります。
鈴木さん
調査ですか。
dai
補助金で行った設備投資に対して今度検査をしますよーというお達しが稀にあります。ほとんどないと考えていただいて良いと思いますが^^ ですが、いつあってもいいようにきちんと書類の保存をしておいてくださいね。
鈴木さん
ふむふむ。
dai
最後のデメリットは、やはり申請に手間と時間がかかるということですね。最初から最後まで補助金がおりるまでは1年くらい手間がかかるということだけご承知いただければと思います。ただ補助金の中にはそんなに手間がかからず使えるものもございます。
鈴木さん
コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』の参加者の感想
コラボウェビナー『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用(with 鈴木社長)』に参加していただきました方の感想(一例)を記載します。
- 補助金と助成金と給付金の違いが良く分かり勉強になりました。
- 資料が大変分かりやすくお声も聞きやすかったです。
- わかりやすく教えていただきありがとうございました。
- 完全なる素人でしたので、概要を把握できて助かりました。
最後に
今回は、株式会社マルション・アンサンブルの鈴木社長と開催したコラボウェビナー(オンラインセミナー)『【個人事業主・小規模法人向け】初めての補助金活用 』について対談形式でまとめてみました。
補助金・助成金・給付金について非常に詳しく教えていただきました。僕自身も聞きたかった内容ということもあり、非常に勉強になるセミナーでした。
参加して頂いた皆さんありがとうございます。是非参考にしていただければ幸いです。
鈴木さん、コラボウェビナーをして頂きありがとうございました。
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